らせん流メルマガ バックナンバー
| 日時 | タイトル |
|---|---|
| 2025/11/15(土) 11:30 | 体重より動き方/らせん流/小松美冬 |
○○さん
こんにちは。
らせん流の小松美冬です。
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散歩路の樹々が毎日色を変えていくのを楽しんでいます。
自然というものは、一瞬たりとも止まらずに流れつづけているのだとよくわかります。
らせん流の拡がりにつながるオファーへの対応で、今号、お送りするのが遅くなりました。生徒さんにもらった興味深い報告から「体重と動きの関係」について書きました。
【体重が増えても、ラクに歩ける理由~そして、私が30年体重計に乗らないわけ】
らせん流のワークをオンラインで学び、最近は修了生の集まり=体楽塾にも参加されるようになった40代のMさんから、興味深い報告をいただきました。
「体をあまり動かさない仕事に変わって、気づいたら体重が3キロ増えていたんですよ。
でも、歩くのが全然シンドクない。ラクで気持ちいいままなのよ~。これまでだったら、3キロも太ったら、歩きたくなくなっていたのに」
体重が重くなると動くのがシンドクなる──まあ、これは“常識”かもしれません。
でもMさんには、そうならなかったのです。
なぜ、こんなことが起きたのでしょうか。
理由はシンプル。
体に負担のかからない歩き方を身につけていたからです。
らせん流の歩き方は、体と重力に任せて、重心から動いていく歩き方。
この動きが身についていると、自重をほとんど感じなくなります。
だから、“ある程度”の増量なら、歩くのがシンドクならないのです。
実際にMさんの歩きを見ると、中心にスッと力が集まり、通り、重心がスムーズに全身を連れていくように動いている。重さがまったく感じられません。どころか、モデルのようにカッコイイ!
私は外を歩く時、通りすがりの人の歩き方にすぐ目がいきます。
それを長年続けてきて、ある傾向に気づきました。
“歩きの基本ができている割合が高いのは、なんと、お相撲さんクラスに太めの方と妊婦さんなのです。
おそらく彼らは、重すぎて重心から動かないと体がキツイ。
だから、本能的に体がそれを促すのでしょう。
つまり、体重は歩きづらさを決める決定要因ではないのです。
歩きづらさは「どう動いているか」が圧倒的に大切なのです。
もちろん、体重の過度な増減は、別の問題があります。気をつけなくてはいけません。
ここで、ひとつ私自身の習慣をお伝えしたいと思います。
マラソンランナーだった時代、私は毎日、朝晩、体重計に乗り、500グラム単位の増減に神経を使っていました。本当に疲れました。
マラソンは大好きだったけれど、この習慣だけは本当に嫌でした。
なので、競技を離れてから、私は体重計に乗るのを止めました。
体重計の数字ではなく、「気持ちよく動けているか」を基準にするようにしたのです。
気持ちよく動いていくと、不思議なことに必要なところが内側から適度に締まり、動きやすい体重に収まっていくのです。
らせん流を続けている方々を見ても、この傾向はとても強く感じます。
決して「ただ痩せる」のではありません。
動きの中身が整うことで、体は内側から外側へと自然に調いはじめるように感じます。
どうやら、歩きの基本を身につけることは、心地よく生きていくための”インフラ”なのでしょう。それがあれば、体重の変化にも日常の変化にも左右されにくくなるから。
私たちは「直立二足歩行する生きもの」です。
歩きがラクだと、体も心も暮らしも、自ずと軽くなる。
体重よりも、まずは動き。
その動きも、“既存のフォーム”に合わせるのでなく、
「体の気持ちよさ」を基準に見つけていく。
誰もがこの能力を本来持っています。
それを引き出すのがらせん流です。
体験会でお待ちしています。
https://running-therapist.com/trial-class
“気持ちいい動き”が、内側からあなたを調えてくれます。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
らせん流
小松美冬
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らせん流の歩き方は、体と重力に任せて、重心から動いていく歩き方。
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